2018年3月17日

AI(人工知能)が職場にもたらす影響に関する調査/ご相談は大阪の社労士 くぼた労務行政事務所まで!

平成30年2月16日、日本労働組合総連合会より「AI(人工知能)が職場にもたらす影響に関する調査」が公表されました。この調査は、全国の20歳以上の働く男女1,000名の有効サンプルを集計したものです。連合が指摘しているように、AI等の情報通信技術の進展により、省人化が進展することが予測されています。そして、それは、人手不足の解消につながる反面、従来型のホワイトカラーの仕事が大きく減少していくことになる可能性も高いと言われています。

 

この調査で、現状の労働者がAIに対して持っているイメージは下記の結果となっています。

 

・AIのイメージ1位「記憶力や情報量が多い」
臨機応変な対応や創造性の能力は、苦手なイメージ

 

・AI導入で「自分の仕事が変わる」と3人に2人が予想

 

・AIの導入で仕事は楽になる?それとも負担が増える?
4割半ばが「仕事が楽になる」と予想

 

・AI導入で労働時間がどう変わる?2割半ばが「減る」と予想
減少予想は「運輸」「金融・保険」で高く、AI導入で長時間労働の緩和に期待

 

・AIの活用で「勤務先が維持・成長・発展する」と考える人は約6割

 

・AIが導入されたら現在のスキル・知識で対応できる?「できないと思う」が7割弱
AIに関する知識やスキルに自信のない人が多いという結果

 

◆AIの認知とイメージ
・AIの認知率は約9割
・AIのイメージ1位「記憶力や情報量が多い」2位「ミスが少なく正確」3位「複数の事象を把握・対応できる」「臨機応変な対応ができる」「創造性がある」とイメージした人は4割未満

 

◆AIの普及に関する意識
・AIの普及に「期待している」5割半期待率が最も高いのは金融・保険業
・AI導入で「自分の仕事が変わる」と3人に2人が予想
・AIの導入で仕事は楽になる?それとも負担が増える?4割半ばが「仕事が楽になる」と予想
・AIの導入で労働時間はどう変わる?2割半ばが「減る」と予想減少予想は「運輸」「金融・保険」で高く、AI導入で長時間労働の緩和に期待
・AIの導入によって職場で働く人数に変化?公務等、金融・保険業では半数以上が「減る」と予想
・AIの導入で賃金は増える?それとも減る?6割半ばが「変わらない」と回答、2割半ばが「減る」と予想
・AI導入による影響はまだ先?「自分が働いている間は、AIによる仕事への影響はない」と考える人が5割近く
・AIの活用で「勤務先が維持・成長・発展する」と考える人は約6割

 

◆AIを使った仕事に関する意識
・職場にAIが導入されたら「AIを使って仕事をしたい」4割強
・AIが導入されたら現在のスキル・知識で対応できる?「できると思う」3割強「できないと思う」7割弱
・AIに関するスキルアップの訓練は「公的な教育機関、専門学校」など企業外で受けたい人が4割、「自分が働く企業の研修施設、業務時間中のOJT」など企業内で受けたい人が3割強

 

パソコンの普及で紙が無くなると言われていましたが、実際は紙の消費は増えました。
健康保険、厚生年金保険、雇用保険等の各種手続きの電子申請が実施される前まで、我々社会保険労務士の多くが仕事が無くなると危機感を抱いていましたが、実際は仕事が増えています(と思います)。
AIの普及でも多くの仕事が奪われると聞きますが、本当にそうなのでしょうか?

 

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